全国研修会


子どもの発達支援を考えるSTの会 主催

子どもの発達支援を考えるSTの会 2018大阪研修会

(更新:2018.12.25)


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大阪研修会実行委員長より
研修会終了にあたり

台風が近づいているということで、キャンセルをされた方もいらっしゃったのですが、当日は230名ほどの皆さんにご参加いただき、大変盛り上がった研修会でした。

小道モコさんの講演に始まり、中川代表との対談、その後は、中川代表による「これからの子どもSTに必要なこと」というテーマでの講演でした。

小道さんの講演では、これまで私たち支援者が実感することが難しい当事者の視点をわかりやすくお話しいただき、まさに「目からうろこ!」の内容でした。お話しを伺いながら、「そういうことだったのか!」と気づかされることばかりでした。

今後の支援に役に立つことお話しで、お呼びして本当に良かったと思っています。

その後の対談では、私たちが日頃気になっていることを中川代表より質問していただきました。

対談後の中川代表による講演では、今回の研修会テーマである「今求められる子どもSTのかたち」についてお話しいただきました。その中で、相手の成長にはST自身が自分の在り方を振り返る姿勢が必要だということばに気が引き締まる思いでした。

お二人とも、声のトーンやスピードが柔らかくて、とても聞きやすく、どこか似ている感じがしました。
小道さんにはご講演後、サインまで応じていただきました!

午後からの門眞一郎先生のご講演では、PECSを使用した事例をご紹介いただき、ビデオの中のお子さんの成長に驚くばかりでした。
もっと言語以外のコミュニケーションにも目を向けるべきだと感じました。

グループワークでは、日頃臨床で感じている疑問を出し合ったことで、最初から最後まで話が尽きず、大変内容の濃い時間となりました。

続いての懇親会では、二日目の講師の先生方にご参加いただき、ひざを突き合わせてじっくりとお話をすることができました。

余興のミュージックケアでは、クラシックからアップテンポの曲に合わせて全員が鳴子と鈴を打ち鳴らしました!
80名もいたのですが、曲に合わせて一糸乱れず打ち鳴らす姿は圧巻でした。
参加者全員の心が一つになったような不思議な感じがしました。


二日目は中井先生に「睡眠がいかに大事か」について様々な科学的根拠をご紹介いただき、大変有意義な時間を過ごすことができました。
1時間半では到底足らない、とても濃い内容でした。

その後の分科会では、グループワークでまとめた質問について講師の先生に丁寧にご回答頂きました。
各テーマ数十名の参加者でしたので、いつもとは違って実質的な内容になったのではないでしょうか。

分科会を終えた皆さんの表情がとても生き生きとしていたので、きっとご満足いただける内容だったのだなと思います。


大阪研修会は講演が多く、時間との闘いで、少し、不完全燃焼感が否めませんが、二日間でたくさんの講演を聞いて頂けて良かったと思います。

閉会の挨拶でもお話しさせていただいたのですが、小道さんは高校の美術の先生からの「あなたでいいんだよ」というメッセージにとても助けられたとお話しされていました。

今回の研修会テーマ「今求められる子どもSTのかたち」は、きっと参加者の皆様がそれぞれこれから見つけていかれることとは思いますが、私なりに、「あなたはあなたでいいよ。
あなたと過ごすこの時間がとっても楽しい」と伝え続けることが子どもさんや保護者の方に少しの元気を与えることができるのかなと感じました。


参加していただいた皆様
お忙しい中、ご参加いただき、また盛り上げていただき、ありがとうございました。

参加できなかった皆様
会報にて研修会の様子をお伝えしますので、楽しみにしていてください。


最後になりましたが、大阪で研修会を開催させていただいて本当に感謝しております。
ありがとうございました。

来年は熊本県宇土市でお会いしましょう!

「ほんま おおきに。 元気でな!」


2018年10月8日

大阪研修会実行委員長 北村


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【研修会概要】



上記の画像をクリックで、
パンフレット(PDF)ファイルが
別ウインドウで開きます。(約1.1MB)

          
●テーマ
今求められる子どもSTのかたち
〜その子らしさを大切に、
  子どもが自ら成長しようとする力を信じて〜
●会 場
大阪保健医療大学
(2号館) 住所:〒530-0043
大阪市北区天満1丁目17番3号
●開催日


●日 程



10月6日(土) 10時開会   (9時開場)
10月7日(日)  9時半開会   (8時半開場)

1日目:10月6日(土)
・9:00 開場・受付
・10:00 開会挨拶
・10:00-12:00 講演(1)
 (1)英会話講師 小道 モコ 氏
  「自閉症スペクトラム『あたし研究』わたしから見える世界」
 (2)対談:中川 信子 氏 × 小道 モコ 氏
 (3)子どもの発達支援を考えるSTの代表 中川 信子 氏
  「今求められる子どもS Tのかたち」
・12:00-13:00 昼休み
・13:00-14:30 講演(2)
  児童精神科医 門 眞一郎 氏
  「自閉症スペクトラムのある子のコミュニケーション支援」
・14:30-14:50 休憩
・14:50-15:30 ポスター発表(1)
・15:30-17:00 グループワーク(会員限定プログラム)
・18:00-20:30 懇親会

2日目:10月7日(日)
・8:30-9:30 開場・受付
・9:30-11:00 講演(3)
  武庫川女子大学教育研究所/大学院臨床教育学研究科
  /子ども発達科学研究センター 教授  中井 昭夫 氏
  「子どもの睡眠の問題への理解と対応
        〜発達障害とのかかわり〜」
  
・11:00-11:20 休憩
・11:20-12:00 ポスター発表(2)
・12:00-12:45 昼休み
・12:45-14:50 分科会
・14:50-15:00 まとめと閉会の挨拶

●定 員
おおむね200名
●対 象
子どもSTの会員 発達支援に関心のある方
●参加費
会員 3,000円 非会員 5,000円
学生 1,500円
(※1日のみ参加、両日参加共に同額)
●グループワークと分科会について
・グループワークは会員限定プログラムとなりますが、
 分科会は非会員の方もご参加いただけます。
・1日目のグループワークでは、申し込み時に希望された
 分科会テーマをもとに予めグルーピングを行います。
 そのグループごとに、 日頃のお悩み等を
 話し合っていただき、分科会講師への質問事項を
 まとめていただきます。
・2日目の分科会では講師によるお話しに加えて、
 その質問事項についてもご回答いただく予定です。
・なお、各グループの定員数の都合上、 ご希望通りの
 グループにご参加いただけない場合もございます。
 予めご容赦ください。

【分科会テーマ及び講師】
・吃音:
 近畿大学医学部付属病院
 久保田 功 氏

・小児の摂食嚥下障害:
 森之宮病院
 椎名 英貴 氏

・学童期の社会性の支援:
 宇部フロンティア大学
 小栗 正幸 氏

・発達性協調運動障害:
 白鳳短期大学リハビリテーション学専攻
 高畑 脩平 氏

・幼児期におけることばの発達の臨床(インリアル):
 神戸総合医療専門学校言語聴覚士科
 石井 喜代香 氏

・言語発達障害・言語学習障害:
 大阪芸術大学 教授
 田中 裕美子 氏
当日の様子
 大阪保健医療大学 

1日目

「自閉症スペクトラム『あたし研究』
わたしから見える世界」
英会話講師 小道 モコ 氏

対談:中川 信子 氏 × 小道 モコ 氏
 

「今求められる子どもSTのかたち」 
子どもの発達支援を考えるSTの会
代表 中川 信子 氏


「自閉症スペクトラムのある子の
コミュニケーション支援」 
児童精神科医 門 眞一郎 氏


ポスター発表


グループワーク


懇親会(ミュージックケア)

 会報紹介


2日目

「子どもの睡眠の問題への理解と対応
〜発達障害とのかかわり〜」

武庫川女子大学教育研究所
大学院臨床教育学研究科
  子ども発達科学研究センター 教授
中井 昭夫 氏  


分科会講師の先生方
幼児期におけることばの発達の臨床
(インリアル):
 神戸総合医療専門学校
言語聴覚士科
 石井 喜代香 氏


吃音:
近畿大学医学部
附属病院
 久保田 功 氏



言語発達障害・言語学習障害:
大阪芸術大学 教授
 田中 裕美子 氏 


学童期の社会性の支援:
 宇部フロンティア大学
 小栗 正幸 氏


発達性協調運動障害:
 白鳳短期大学
リハビリテーション学専攻
 高畑 脩平 氏

小児の摂食嚥下障害:
森之宮病院
 椎名 英貴 氏


大阪研修会実行委員&子どもSTの会運営委員
2019年は熊本県宇土市で開催です






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